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シェフの異人館日記6

 異人館日誌の第6回目、段々と陽気も良くなってすっかり春という感じですが皆様如何お過ごしでしょうか?

この時期になりますと梅、続いて桜と日本情緒溢れる景色になってまいりますが、

実はポルトガルも日本にそっくりな景色に覆われる場所が有ります。

ポルトガル南部に位置するアルガルブと言う地区は、この時期桜の花に似た一回り大きな花が満開になる季節です。

その花は桜科の木でアーモンドの花です。

海辺の街の丘一面に広がるその景色は圧巻の一言で日本に引けを取らない素晴らしい物でした。

桜の香りにも似た独特の香りを嗅ぐと、そろそろ花見の時期だなぁなんて想っていたことを思い出します。

ポルトガルには桜の木自体は存在しておらず、現在はイタリアからの輸入物で「日本村」といわれる日本庭園をモチーフに作られた場所に数十本植えられているのみの様です。

そしてアーモンドの花が満開になる頃から突然暑くなりさながら夏到来と言う気温になり、ポルトガル人達はこぞって海岸沿いに頻繁に行く様になります。

海水浴場は突然渋滞が起こる様になってきます。がしかし大西洋の水温はとても低く真夏でも18度位の場所も多い為、海に入ってられる時間は10分位が限度でしょうね!

冷たい海が好きな方はお試しあれ❗️

この時期が過ぎるとリスボンの街は一面紫色の花に覆われる季節になっていきます。

アフリカ原産のジャカランダと言う並木がリスボンの街を彩ります。

家内はジャカランダの花を見て故郷の宮崎を思い出していた様です。

リスボンの街に想いを馳せ乍ら今回はこの辺で失礼致します。

又来週‼️

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